私が料理とは化学反応であると理解したのは、小豆南瓜という料理を始めて自分で作った時だ。小豆南瓜とは、小豆と南瓜を一緒に水で煮て、塩で味を付けただけの料理であるが、二つの食材の風味が合わさりとても美味しい。あたかもこの二つが煮ている最中に化学反応を起こし、それぞれを別に煮て合わせただけでは出せない旨味を引き出しているようだ。





小豆南瓜という料理を提供しているレストランに出会う確率はごく稀であろう。小豆を煮るのに手間はかかるし、また南瓜の煮え方は熟し方によって変化するので、味と食感の均一性が取りづらい。その上、手間ひまかけてできた料理は油気のないあっさりとした素朴な味であるから主菜となる料理ではなく、店で提供するには費用対効果が低い。これはあくまでも家庭で食べる料理だ。小豆南瓜は多くの効用があり身体に良く、滋養強壮のために冬至に食べる習慣があるくらいなので、家族の健康を願ってみんなで頂くのに適した料理だと思う。
そのような小豆南瓜を家庭で作ってみませんか?
今年の当農園は南瓜の栽培に力を入れていたこともあり南瓜がまあまあ採れました。日照りが続き失敗も多く収量は期待したものではありませんでしたが、ある程度収穫でき、収穫してから1カ月間追熟し、風味と甘味が強く感じられる南瓜を用意することができました。

南瓜の種類は主に三つあり、
・長い形をしたスイーツタックル南瓜(甘味◎、ややホクホク)
・一般的な南瓜(甘味〇、柔らかめ)
・保存のきく白皮南瓜(甘味〇、ややホクホク)





一方でスーパーでよく見かける緑色の丸い南瓜の用途は幅が広く、煮物、炒め物、お菓子、スープになど、どんな料理にも適している。




白皮の南瓜は保存がきくのが特徴である。南瓜の状態と保存環境が良ければ来年の春まで保存することができる。




今年の南瓜栽培は発芽後の成長が悪く、3回も種蒔きをしなおし、随分と苦労した。それに雨が定期的に降ればやらなくていいことなのだが、7、8月の日照り続きの際には水やりをし、葉が枯れないようにしていた。そして9月の中旬に多くの南瓜を収穫することができた。一般的な南瓜というのは、夏野菜の一種であるため早ければ7月の下旬頃から出回る。私はそれに比べて3か月も遅く販売することになったが、私の持論では南瓜は味わいが深いため秋から冬にかけて頂くのが一番美味しく感じると思う。南瓜のポタージュや南瓜のケーキなどは少し寒くなってきた今からの時期に大変お勧めである。


さてこの南瓜が100個以上収穫できたため、ご関心のある方に販売させて頂きます。種類は、甘味の強いスイーツタックル、何にでも使える普通南瓜、保存がきき粉質の白皮南瓜があります。
必要な種類と個数をお伝え頂ければ、私が自宅までお届けに上がるか、郵送致します。料金は送料別途で1個800円から大きいもので1,500円くらいです。1個から最大30個までのご注文を承っております。(一つの種類で5以上ご用意できない場合があります。)ご要望がございましたら是非お問合せからご連絡下さい!
どうぞよろしくお願いします。
10月21日 大箸
以下は南瓜の成長記録です。










番外編(虫に食われる南瓜)




以上です。








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