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美味しいカボチャ料理を作ってみませんか。

私が料理とは化学反応であると理解したのは、小豆南瓜という料理を始めて自分で作った時だ。小豆南瓜とは、小豆と南瓜を一緒に水で煮て、塩で味を付けただけの料理であるが、二つの食材の風味が合わさりとても美味しい。あたかもこの二つが煮ている最中に化学反応を起こし、それぞれを別に煮て合わせただけでは出せない旨味を引き出しているようだ。

小豆南瓜の作り方はとても簡単で、小豆を鍋で煮て小豆が柔らかくなったら、そこに南瓜を入れて南瓜に火が通るのを待てばよい。
小豆が煮えてきたら、少し塩で味付けをする。
南瓜を食べやすい大きさにカットし、少々の塩で揉んでおく。
煮た小豆の上に敷き詰め、蓋をして南瓜が煮えるまで火をかける。
南瓜に火が通ったら盛り付けて完成である。

小豆南瓜という料理を提供しているレストランに出会う確率はごく稀であろう。小豆を煮るのに手間はかかるし、また南瓜の煮え方は熟し方によって変化するので、味と食感の均一性が取りづらい。その上、手間ひまかけてできた料理は油気のないあっさりとした素朴な味であるから主菜となる料理ではなく、店で提供するには費用対効果が低い。これはあくまでも家庭で食べる料理だ。小豆南瓜は多くの効用があり身体に良く、滋養強壮のために冬至に食べる習慣があるくらいなので、家族の健康を願ってみんなで頂くのに適した料理だと思う。

そのような小豆南瓜を家庭で作ってみませんか?

今年の当農園は南瓜の栽培に力を入れていたこともあり南瓜がまあまあ採れました。日照りが続き失敗も多く収量は期待したものではありませんでしたが、ある程度収穫でき、収穫してから1カ月間追熟し、風味と甘味が強く感じられる南瓜を用意することができました。

収穫直後の南瓜

南瓜の種類は主に三つあり、
・長い形をしたスイーツタックル南瓜(甘味◎、ややホクホク)
・一般的な南瓜(甘味〇、柔らかめ)
・保存のきく白皮南瓜(甘味〇、ややホクホク)

細長い形をしたスイーツタックル南瓜の特徴は、何と言ってもその味の濃さにあり、甘味が多く、南瓜の風味が存分に感じられる。お菓子や南瓜だけで煮るのがお勧めである。
南瓜は実の色が濃ければ濃いほど味も濃い場合が多い。
ぷっくり膨れた種は畑で熟してから収穫した証拠である。

一方でスーパーでよく見かける緑色の丸い南瓜の用途は幅が広く、煮物、炒め物、お菓子、スープになど、どんな料理にも適している。

9月中旬の収穫時。草の中から南瓜を発見し収穫するのは一苦労である。
見つけた時は嬉しい。

白皮の南瓜は保存がきくのが特徴である。南瓜の状態と保存環境が良ければ来年の春まで保存することができる。

南瓜の皮の色素が薄く厚さがある。この皮のおかげで中身が腐らず保存がきく。味はやや薄めだが、粉質で食感が良い。

今年の南瓜栽培は発芽後の成長が悪く、3回も種蒔きをしなおし、随分と苦労した。それに雨が定期的に降ればやらなくていいことなのだが、7、8月の日照り続きの際には水やりをし、葉が枯れないようにしていた。そして9月の中旬に多くの南瓜を収穫することができた。一般的な南瓜というのは、夏野菜の一種であるため早ければ7月の下旬頃から出回る。私はそれに比べて3か月も遅く販売することになったが、私の持論では南瓜は味わいが深いため秋から冬にかけて頂くのが一番美味しく感じると思う。南瓜のポタージュや南瓜のケーキなどは少し寒くなってきた今からの時期に大変お勧めである。

南瓜、玄米、人参、玉ねぎ、キノコを炒めてから煮て、柔らかくなったらブレンドした南瓜のポタージュ。
蒸した南瓜がたくさん入った南瓜のケーキ

さてこの南瓜が100個以上収穫できたため、ご関心のある方に販売させて頂きます。種類は、甘味の強いスイーツタックル、何にでも使える普通南瓜、保存がきき粉質の白皮南瓜があります。

必要な種類と個数をお伝え頂ければ、私が自宅までお届けに上がるか、郵送致します。料金は送料別途で1個800円から大きいもので1,500円くらいです。1個から最大30個までのご注文を承っております。(一つの種類で5以上ご用意できない場合があります。)ご要望がございましたら是非お問合せからご連絡下さい!

どうぞよろしくお願いします。

10月21日 大箸

以下は南瓜の成長記録です。

発芽初期
蔓を伸ばし始める
自然に受粉し実を付ける
南瓜は生育旺盛なため他の野菜を飛び越えて蔓を伸ばす。タカキビの周辺で育つ南瓜
草の中で次々に実を付ける。
沢山採れたがこの中から販売用を選別をし一カ月間追熟させる。

番外編(虫に食われる南瓜)

黄金色のウリハムシとカタツムリ。葉が小さい時は南瓜にとっての天敵である。
復活の余地が無いほど食べられてしまう。

以上です。

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I’m Takafumi

当サイトを閲覧下さいまして誠にありがとうございます。以前は野菜の栽培と販売の告知ツールとして投稿していましたが一旦中止し、英語関連のブログとしてリニューアル中です。農業や食に関する過去の投稿はそのまま残してありますので、ご関心がありましたら是非読んでみてください。