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宝篋山、頂上からの絶景と清涼感溢れる山道。

9月29日と10月6日につくば市の北東部にある標高461mの宝篋山を登ってきた。宝篋山は、土浦駅やつくば駅から車で30分程度の場所にありアクセスが大変良い。また、登山口から1~2時間で登頂できる山なので、ハイキングや運動不足の解消、高山登山に向けた足慣らしの場としても適している。

宝篋山の周辺には市営の無料駐車場があり、駐車場付近にはトイレ付きの休憩所がある。

登山コースは複数あり、涼し気な沢の近くを登っていく極楽寺コースや傾斜がゆるやかな長距離の小田城コースなどがある。

今回二日間で登りは極楽寺コースと常願寺コースを、そして下りは小田城コースを選択した。

市営の駐車場。別の場所により大きな駐車場があり、駐車スペースに困ることはないであろう。

極楽寺コースは、頂上まで最短距離で登ることができ、始めは田んぼ道を進み登山口まで行き、そこからは沢の側を登っていくのが特徴。

↓極楽寺コースの写真↓

極楽寺コースの登山口
登ってきた沢を振り返って見る。滑るところがあるので足元に注意しながら登った。
清涼感溢れる山道であり、水の流れる音で癒される。夏場でも涼しい。

30分くらいで沢を超えると2/5の行程が終わる。その後は急な登り坂が500mくらい続く。ここが一番息が上がる場所である。

急斜面を登り終え息を調える。宝篋山にはベンチが設置された休憩ポイントが多数ある。

急斜面を超えると緩やかな山道が頂上まで導いてくれる。

登山前日は一日中小雨が降ったが、山道には水溜まりはなく湿っぽかった。
山頂に到着
あいにくの曇り空で頂上からは何も見えず。(10月6日撮影)

晴れている時は頂上から筑波山や霞ケ浦が一望できる。

頂上から望む筑波山(9月29日撮影)
こちらは霞ケ浦(9月29日撮影)

頂上には休憩用のテーブルとベンチが数多くあり、登山客が食事をしたり話したりしている。

頂上のベンチにて休憩
残り物の詰め合わせ弁当だが、登頂した達成感と空腹でいつもよりもさらに美味しく感じる。

頂上では40分休憩し、下山を始めた。登ってきた極楽寺コースとは別の小田城コースを選択。

下山コースを示した看板。
小田城コースは緩やかな傾斜が続いているのが特徴。
下山途中からの景色。
七曲の名の通りくねくねした道が続く。
下山の終盤。傾斜がほとんどなく疲労が溜まっている足への負担が少ない。
高度もだいぶ下がり、この辺りから自動車の音も聞こえるようになり、もうこの登山も終わりなのかと少し名残惜しい気分に。
小田城コース出口から望む宝篋山の頂上。無事に下山した。

登りと下りと途中の休憩込みで3時間20分程度の行程であった。

私はこれまで10回以上宝篋山に登ってみたが、いつ登っても山道の静寂さと沢の清涼感に癒される。また頂上につけば素晴らしい景色に感動する。下山の時は登っている時の高揚感とは逆の落ち着いた気持ちが増してくる。

私が宝篋山に初めて登ったのは、茨城に移住してから二年目の晩秋であった。そのきっかけは、70代の農家の知人がよく宝篋山に登っていて、楽しいからと誘ってくれたことだ。その時私は誘われるがままについていったが、登山など社会人の時、研修で一回高尾山に登ったことがあるだけで、それ以外は経験が無かったので、体力面で不安があった。初めての宝篋山登山は、すぐに息がぜえぜえし、足にはかなりの疲労感があった。また下山の時は、足に踏ん張りがきかず何度も滑り怖い思いをした。それでも、登頂した時の景色がとても綺麗であったことと、老若男女問わず一緒に登山を楽しめることに感動した。

5年前の登山の時に撮影した写真。空気が澄み素晴らしい眺めであった。

この一回目の経験があったからこそ、宝篋山の魅力に気が付くことができ、また登山の良さを感じることができた。それから宝篋山には元旦に登ったり、体力づくりや癒しのために登ったりしている。

もし宝篋山に興味が湧いたら是非とも宝篋山に登ってみてほしい。宝篋山は市街地から近く、適切な格好と登山靴やアウトドア用の靴があれば一年中登山できるので、挑戦しやすい山である。これからは秋の紅葉や冬の澄んだ空気の中で見る景色を楽しめると思う。

10月9日 大箸

↓本文では紹介できなかった常願寺コースの写真↓

常願寺コースは尖浅間山を通り、宝篋山山頂を目指す長いコースである。
登山口
一つの山を経由するので途中下り坂もある。
木々の間から微かに見える宝篋山の頂上を見ながら足を進める。
頂上付近
コース名の由来となっている昔の地図。宝篋山の麓には寺が点在していた。

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I’m Takafumi

当サイトを閲覧下さいまして誠にありがとうございます。以前は野菜の栽培と販売の告知ツールとして投稿していましたが一旦中止し、英語関連のブログとしてリニューアル中です。農業や食に関する過去の投稿はそのまま残してありますので、ご関心がありましたら是非読んでみてください。