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物に執着しない

物に執着しない

先週末、衣替えのために押入を整理した。

押入の中にある衣類を全て出し、長年使っていなかったものは処分し、押入の中を拭いてから冬服をしまい込んだ。衣類を処分したことで、押入の中にこれまでなかった空間が生まれた。それを見て私の心まですっきりし軽くなった。

私は29才の時に転居のため、ほとんどの所有物を処分した。所有物の量は、一つのスーツケースと数箱の段ボールの中に入るだけになった。数百冊の本は売却し、おしゃれ着は無くなった。そこまで物を処分するのに、何を捨てたら良いのか悩み、三日間も費やした。この時の経験から、物を手放すことは難しいことだと学んだ。

しかしそれ以来、物は大事に扱うが、物に執着しないようにしている。つまり物をなるべく溜め込まないように、一つ手に入れたら一つ手放すようにしている。時々手放して良いものかどうか迷う時もあるが、物が少ない時の方が部屋の中が整い、気持ちも楽になるので、迷ったら手放している。

6年前にここに来た当初、物に関して多くの人が助けてくれた。例えば、大家さんからはご主人が着れなかった新品同様の洋服を頂いた。(今でも着ている。)また、ご近所さんから工具を借りたり、知り合いから刈払機(6年使ってもよく動く優れもの)を頂いた。どれも必要ないからと譲り受けたり、貸してもらったりした。そのお返しに、私には軽トラックがあるので荷物の運搬や草刈りを手伝った。このように他人と助け合うことで物が無くても何とかなることは多かった。

私はこれまで色々な家庭の掃除や片付けを手伝ってきた。その中で物が溢れていて困っている人はたくさん見てきたが、物が無くて困っている人はあまり見たことがなかった。

そのような経験から社会全体に物が溢れているような印象を抱いている。今は人から物を頂き、私もそれが必要でなかった場合、他の必要としている人を探そうとしてもなかなか見付からない。また、リサイクルショップに売ろうとしても価格が付かない時が多い。そのため、まだ使えるのに行き場を失った物を処分することがよくある。ほとんどの人は、必要なものをすでに手にしているように感じる。

さて、話は押入の整理のことに戻るが、私は密かに心の中で友美から「これ捨てていい?」と聞かれたら全てイエスと言おうと決めていた。なぜなら、どちらか一人が止めると片付けが進まないからである。

しかし、友美が捨てていいと聞いてきたのは、まさかの居間にあるガラスの机であった。これを捨てて、ここに一人掛けのソファーを二つ置きたいと提案された。それはプラスマイナス、プラスだからノーである!そのため、あまり使っていないガラスの机はまだここにある。

押入から出た廃棄物は、クリーンセンターに自ら持ち込んだ。いつも空いているクリーンセンターには順番待ちのための長蛇の列がなしていた。もしかしたら、梅雨の季節を前に、お部屋の中をすっきりさせたい人が多くなってきたのかもしれない。

5月28日 大箸

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I’m Takafumi

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