今年は全国的に梅が不作とのことで、機会があれば有機、慣行栽培関係なく購入しようと考えていた。
丁度そのような時に6/9(日)から阿見町にある島津梅林さんが開園したので、梅を求めに初めて訪れた。園内には800本の梅の木があり、梅が摘み取りやすくなるように低く剪定されている。
私達が求めていた梅干し用の完熟梅は6月中旬以降が収穫時期とのことで、来るのが一週間早かった。しかし、所々に薄黄色く色付いた梅があり、それらを探しながら摘み取った。
不作の時期にこのように摘ませてもらえるのは本当にありがたいことであった。それに不作だからと値段が高いというわけではなく、一キロ700円であった。
摘み取った梅は家で二日間追熟させてから、梅干し作りに取り掛かった。
まずは梅を洗った後乾かし、それから爪楊枝でへたを取り、焼酎にさっとくぐらせてから、樽に塩をまぶしながら敷き詰めていった。最後に梅と同じ重さの石を載せて仕込みの作業は終了である。
今回は5キロの梅に対して、900gの赤穂の天塩を使用した。梅は常温に置いておくとカビが次々に生えてくるが、塩で漬けると何年も保つことができる。塩の防腐作用は本当にたいしたものである。
今年で7回目の梅干し作りであり、友美は慣れた手つきで行程を素早く進めていた。一方、私は塩を煎ったり、写真を撮ったり、洗い物をしたりしていたら今年も梅に触れることなく、仕込みが終わってしまった。私は未だに梅干し作りの見習いである。

6月11日 大箸








コメントを残す