The Local

近くにあるものに目を向けよう

,

お互い様

お互い様

最近の我が家では、写真の雑誌を読んだことがきっかけで、味噌汁、納得、糠漬け、豆乳ヨーグルトなどの発酵食品が毎食並ぶようになった。

出典
別冊 天然生活
答えは自然に沿った暮らしのなかに
本間真二郎さんの病気にならない暮らし方
発行所 株式会社扶桑社

この雑誌の中では、栃木県那須烏山市の診療所で働く本間真二郎先生の生活スタイルや食生活が紹介されている。本間先生の経歴は、大学病院に勤務した後、アメリカの国立衛生研究所に留学し、大学病院を経て、現在の職場に移った。本間先生は、自然治癒力を高めるのは食であり、食の前には農があるという考えから、診療所を営む傍ら、自ら畑に立ち農薬や化学肥料を使わずに食べ物を育てている。

本間先生が健康の秘訣で取り上げたことは、例えば地元で採れた旬の食べ物を頂くこと、加工食品を控え未精製の食品を頂くこと、発酵食品を取り入れることなどである。この雑誌では、腸内環境と健康の関連性についても書いてあり、特に日本古来の発酵食品が腸内環境の向上に役立つと勧めている。

この雑誌を読んで、本間先生が伝えたかったことは、自分の体や健康は自分が気遣っていく必要があり、今一度食べ物や暮らし方を見直してほしいということではないかと思う。

私達は阿見町に来て野菜を作り、味噌、梅干し、沢庵などの保存食を作ってきたが、そのような生活を経てある意識が芽生えた。それは、自分は自然や他人によって生かされているということだ。食べ物は自然が産み出してくれるものであるし、他人の協力無くして自分の生活は成り立たないということが認識できるようになった。

だからこそ、食べ物は大切に扱いたいし、頂く時は感謝の気持ちを忘れないようにしたい。他人に対しても自分が力を貸せる時は積極的に力になりたいと思う。

畑で野菜を作ると、夏場の草刈りが大変であったり、収穫した作物の保存に頭を悩ませたり、味噌や梅干しを仕込むのに手間と時間がかかったりするが、以前よりも体が軽くなり、より穏やかに暮らせているような感じがする。そのため、私は本間先生が言うことに大変共感している。多くの人が医の道に進み、自然に還ってきた本間先生の提案することに耳を少しかたむけてもらえたら嬉しい。

この雑誌に出会う前に、よく友美には毎朝味噌汁を飲むことを提案していたが、味噌汁はお腹がたぷたぷするからとあまり真面目に聞いてもらえなかった。しかし、本間先生の雑誌を読んでからは、友美は毎朝味噌汁を作るようになり、さらに元々好物であった納豆や豆乳ヨーグルトも自家製で作るようになった。随分様変わりした。

私の言うことはなかなか聞いてもらえないが、本間先生の言うことはすんなり受け入れることができたようだ。かく言う私も友美の言うことが聞き入れることができない時がよくあるから、お互いさまと感じた次第である。

というわけで食生活を改めてほしい身近な人に勧めるにも良い雑誌であると思う。

本間先生、出版社の皆様、素敵な雑誌を出版して下さいまして、誠にありがとうございました。

6月4日 大箸

コメントを残す

I’m Takafumi

当サイトを閲覧下さいまして誠にありがとうございます。以前は野菜の栽培と販売の告知ツールとして投稿していましたが一旦中止し、英語関連のブログとしてリニューアル中です。農業や食に関する過去の投稿はそのまま残してありますので、ご関心がありましたら是非読んでみてください。