ゴールデンウィークに蒔いた南瓜は、現在はウリハムシに食べられ、日照りが続き瀕死の状態である。
今考えると本当に種の蒔き時はゴールデンウィークで良かったのかと疑問が浮かぶ。梅雨前ぎりぎりに蒔けば、気温も安定して高く、雨も期待でき、良く育つのではないかと。蒔き時に関しては、やってみなければ分からない部分はあるけれど、事前の検討がもう少しあってもよかった。まだ種はあるので梅雨前に蒔いてみる予定だ。
最近私はふとこの畑を適切に使っているだろうかと考えることがある。今年は南瓜を沢山採ろうとして、多くの種を蒔いたが現時点では上手くいっていない。南瓜を沢山採りたいという気持ちが先行して、南瓜の栽培がこの土地に適しているのか、南瓜を沢山採る必要はあるのかという総合的な判断ができていなかった。
この畑は、乾燥気味で、ネギ、サツマイモ、晩秋の小豆はむいているがその他の野菜は失敗になることが多い。適地適作という言葉がある通り、この畑で何でも作ろうとせず、適している作物を探し当て、それらを栽培していく方が効率がよく、高い収量が見込める。作物がよく育てば作業時間が減り、体力的にも楽になる。そのように考えると私は自分本位で、畑の性質に沿ったやり方はしていなかった。
また販売については、作業時間を確保するために昨年の秋から収穫体験という名目で畑での販売を実施しているが、大きな課題がある。一つは、品質でもう一つは集客である。品質については、春の葉物がとう立ちしてしまい固くなってしまった。自分が自信を持って販売できるくらいの品質まで上げられるように気を配る必要がある。
集客については、様々な要因があるだろうが、郊外にある畑への集客は難しいと感じている。品質の向上と集客に苦戦していることを踏まえて、今一度私は何を作るべきか、そしてできた作物をどのように扱うべきかよくよく検討する必要がある。(今の私としては、保存がきく豆や雑穀を多く作り自給用をまかないながら余った分を販売していくのが良いのではないかと考えている。)
振り返りは以上である。
考えるべきことは沢山あるが、晴天に恵まれた中で畑作業をすると心身がリフレッシュされ、意気込んで作ろうとした作物ができなかろうと、人が集まらなかろうとまあ仕方ないことだと諦めもつく。この気持ちの良い環境化で作業できていること自体が報酬みたいなものである。
それに、今日都内から当農園に興味を持って援農しに来てくれた方がいた。その方が畑での体験を経て、畑作業が都会では感じづらい自然への感謝や自分自身を見つめ直すきっかけになったと投稿してくれていた。そしてその投稿の最後に、以前はやっていた野菜作りをまたやりたくなったと締めていた。こうやって人と野菜作りの魅力を分かち合えたことも大変ありがたいことである。
5月26日
大箸








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