私の経歴は決して誇れるものでないのだが、このブログでは自分の体験を書いていくわけであるから今に至るまでを書いてみる。
去年8月まで私は稲敷市江戸崎にある自然食品店の近江屋の店長をしていた。この店は、知人のご夫婦が経営していて、奥様が体調不良で療養生活に入ったことがきかっけで、私が代わりに運営することになった。私が店舗運営を始めたのは、その店の地元の無農薬で育った野菜を必要とする人に届けるという使命に共感を覚えたからだ。
一年間携わった店の運営については後日書くとして、店の運営は売上不振を理由に去年の8月で終了した。その後なぜだか体調不良になってしまい、一カ月間休み、9月の中旬からまた働き出した。始めは日雇いの仕事に就き、サツマイモの収穫やホームセンターの開店準備などの仕事をしていた。肉体労働は、病み上がりから完全に回復していない身体には辛く、長く続けられない状態であった。それですぐさま体を使わない仕事を探し、期間限定のアマゾンのコールセンターの仕事に就いた。これは3カ月間の期間限定の仕事で今年の1月下旬に終了した。そして現在に至る。
少し前までコールセンターを辞めてから次は何の仕事をしたら良いのかわからなくなってしまっていた。
私は恥ずかしい話、転職回数が多く、転職先がなかなか見つからなかったこともある。この仕事に就いていない時期は精神的に辛く、だんだん自信が無くなってきて塞ぎ込むようになる。また、どのような仕事であっても定職に就いている人が羨ましく思い、何もしていない自分を卑下するようになる。親、知人、近所の人にあなた何やってるのと聞かれたら何て答えたら良いんだろうと、聞かれてもいない質問に対して悩むことがある。一体自分は何をしたら良いのかという疑問に対して答えが出ないまま時間がだけ過ぎていき、辞めてから数カ月が経つ。このようなことを何度か経験していたので、さすがに今回はこれまでと違い、スムーズに違う仕事に移行できると考えていたのだが、結局この状態に陥ってしまった。アマゾンを辞めて早2カ月が経ってしまった。
今回はこの状態からどのように抜け出すのか、色々考えてみたが、私は野菜作りを辞めたくなかったので、自力で仕事を得ていくしかないという結論になった。野菜作りをするための時間を確保するためにも、自分で仕事を産み出していくしかないと考えたのだ。私が自分でできる仕事とは、それは小さい畑での野菜作りと便利屋(掃除屋)くらいである。今まではこれらの仕事をしていることを売上の不安定さや失敗の恐れもあり胸を張って言うことができなかった。知人だけを頼りにこっそり営業していたようなものである。しかし、これからは自分で仕事を見つけていくとなるとそうではいけない。ある程度は自分のことやサービスを公表していかなくてはならない。自己を埋めてはいけないのである。どうしたら社会の役に立つことができるのかを真剣に考え、前に進んでいく必要がある。
野菜作りをすることで、食べ物は自然の産物であることがわかるようになり、人は自然に対して感謝の念をより強くもつようになる。つまり私は野菜作りは人の心身の発展に繋がると考えている。だから野菜作りの魅力を伝えていきたい。また、人が落ち着いた生活をするには住環境を整える必要がある。だからこそ、掃除というのが大切だと私は考える。私は掃除を通して人がより穏やかに健やかに暮らせるようにお手伝いをしたい。とは言っても世の中にある全ての家のお手伝いはできないので、掃除をすることの大切さも伝えていきたい。
今は大変ありがたいことに初夏の収穫に向けて玉ねぎ、えんどう豆などの野菜が順調に育ってきている。また、温かくなり掃除や庭の整備の仕事も少しずつ増えてきた。仕事があるというのは本当にありがたいことであり、感謝をしながら積極的に活動していきたい。
2024年3月18日
大箸







