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継続

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近江屋時代のお客様から畑用に御手洗さんの鶏糞の依頼があったので、一緒に受け取りに行ってきた。筑波山麓で養鶏場を営む御手洗さんの自宅に行くと、何よりも心を動かされるのは筑波山の景色である。その方も養鶏場から見る景色に感動し、しばらく山を眺めていた。

御手洗さんは40年近くもここで養鶏をしながら野菜を作り、そして本業である絵画の制作に精を出している。

御手洗家の帰りに、つくば市にあるさなりのごちそうごはんに寄った。
こちらのお店は、約一年半前に私が近江屋の運営を始める同時期にオープンした。オープン時期が近かったこともあり、オーナーの早苗さんとはよくお互いの店の近況を話していた。私はすでに近江屋の運営を辞めてしまったが、早苗さんはこちらでシェアスペースを運営しながら、金曜日に自ら腕を振るい料理を提供している。

早苗さんの料理は畑にある野菜や野草を使用したもので、天ぷら、和え物、キッシュ、漬物などのお菜をおにぎりと味噌汁付きで提供している。心のこもった美味しい料理、温かいサービス、賑やかな雰囲気に私達は感動した。また、すぐそばの畑で採れる食材の美味しさや大切さを知ってほしいという早苗さんの想いが伝わってくる料理であった。そして早苗さんはこの場所を守りつつ、稲作を10年以上も続けている。

今日は人生の先輩から大きな刺激を受けた。それは物事に対してすぐに断念してしまう癖がある私に比べてお二方は信念を持って養鶏、絵画、稲作、お店を続けていることである。

最後に自分の畑に寄った。私がここの畑を耕し続けて6年が経つ。まだまだ畑の使い方についての工夫や改善の余地はある。それにこの畑をどのように自分達の生活と世の中に役立たせていくかという課題もある。今こうやって畑で作業できていることを感謝しつつ、これからも畑仕事を継続できるよう頑張りたい。

3月22日
大箸

I’m Takafumi

当サイトを閲覧下さいまして誠にありがとうございます。以前は野菜の栽培と販売の告知ツールとして投稿していましたが一旦中止し、英語関連のブログとしてリニューアル中です。農業や食に関する過去の投稿はそのまま残してありますので、ご関心がありましたら是非読んでみてください。